看護師あるあるの具体例

看護師は、病棟勤務で身についてしまった職業上の癖や習慣があります。看護師あるあるの具体例として、いくつか挙げてみましょう。

入院患者に高齢者が多い病棟に勤務することは、看護師にとって珍しいことではありません。高齢者とのコミュニケーションを毎日取っていると、その形態がすっかり定着してしまうこともあります。耳が遠い高齢者の耳元で大きな声で話す習慣がついているので、正常な聴力の高齢者に対してもつい大声で話してしまいがちです。
また、日常生活でも、高齢者と出会うと「お具合はいかがですか」とナース口調で話しかけてしまうことも珍しくありません。

ベッドに横たわる患者の衣類を着替えさせる際に、よく患者のポケットや襟元から錠剤がこぼれ落ちることがあります。これは、患者がタブレットを飲もうとして誤って口元から滑り落ち襟元に入ってしまったり、ポケットに入れたまま忘れてしまったりした場合に見られる現象です。看護師は発見した錠剤の種類を確認して回収することが習慣になっています。
そのため、日常生活でも錠剤に似た小さな物が転がり落ちると、反射的に拾い上げて種類を確認しようとしてしまいがちです。実際にはシャツのボタンやお菓子などであることが多く、錠剤と間違えた自分に一人苦笑することになります。

さらに、勤務中は胸ポケットに筆記用具などを詰め込む習慣がついているので、勤務外でもペンを探す時につい胸ポケットを探ってしまいます。胸にポケットがなくても同じ仕草をしてしまうこともあり、周囲の人間の笑いを誘うこともあります。

このように、ついやってしまう看護師あるあるはいくつも存在しているので、それを色々探してみるのも楽しそうです。